(6) 放射エネルギー量の計算方法

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★遠赤外線ヒーターから放射される熱エネルギー量は下記の計算式により求められます。

Q=σ×ε×T4×A σ:ステファンボルツマン係数=5.6697×10-12(W・cm-2・K-4・h-1)=20.4×10-8
KJ・m-2・K-4・h-1
ε:放射率(0.9)T:絶対温度(273℃+X℃)A:ヒーター表面積(m2

【計算例】

放射率0.9のパネル型ヒーター
300×400mmが500℃の時、熱放射エネルギーQは以下のように計算されます。

Q=20.4×10-8×0.9×(273+500)4 ×(0.3×0.4)=7866(KJ/h)

それでは上記の性能のヒーターを製作する場合、何Wにすればいいでしょうか。
1KWは3600KJであるから
7866/3600で2185Wとなる。
従って、2.2KWのヒーターを作成すれば理論上は良いことになります。