9.食品の加熱乾燥に遠赤外線加熱を導入したいと思っています。

シラス干しや焼きのり等、工業製品と同等な乾燥工程で処理できるのであれば、測定器による水分、脂肪、たんぱく質の一般組成や変性、酸化度の測定で評価できます。
しかし一般的には加熱乾燥後の評価は科学的に判断できない極めて難しい問題を抱えていることが多いものです。
品質評価には製品の光沢、色、香味、見た目、歯触り、食味、食感等総合的な判断、いわば主観的な要因で決めることが多いようです。しかも評価する人の体調の変化や個人差に影響されることもあります。
遠赤メーカや装置メーカーが評価することはほとんど不可能で、導入予定メーカーが主体となって進める事が肝心かもしれません。