21.遠赤外線ヒーターにはどんな種類がありますか。

1. パイプ式ヒーター

セラミックパイプあるいは表面に遠赤放射セラミックをコーティングした金属パイプの中央内部にコイル状発熱体を設置したもので反射板と共に使用する。
通常空洞パイプ中にコイル状発熱線が設置されているため縦使用だと発熱ムラが起きやすくなる。

2. 金属棒式ヒーター

金属管(シーズヒーター)の表面に遠赤放射セラミックをコーティングしたもので反射板と共に使用する。パイプ中のコイル状発熱線は絶縁体で堅く固定されているので縦使用でも温度ムラはなく寿命も長い。連続生産できるので安価である。

3. セラミックプレート式ヒーター

セラミック板ヒーターあるいは金属製プレートヒーターに遠赤放射セラミックをコーティングしたもの。機械加工工程があるので価格は高くなりやすいが、1ヶからの特型生産ができる。

4. セラミック鋳込み式ヒーター

型に発熱線を配置しセラミックを流し込み焼成した小型セラミックヒーター。大きなサイズは焼成中ひずみが起き易いので小型サイズとなる。ロット生産が殆どなので特注品は時間と手間がかかる。

5. 其の他

熱源に電気でなくガス・蒸気を使用したものもある。蒸気仕様は防爆形ができる特徴がある。